かつて、安倍内閣の関係者ということもあり、高市さんに『プライマリーバランス亡国論』を出版直後に献本差し上げたのであった。
それから程なくして高市さんと夕食をご一緒する機会があった時に、筆者は大変に驚いた。
当方は政策に関わる書籍を多数出版しており、関係閣僚や政治家の皆さんにその内容をお目通
しいただくこともしばしばなのだが、この時の高市さん程に当方の書籍を熟読いただいたこと
はこれまで一度もなかったからだ。
まるで熱心な研究室の学生のように、拙著に多くの線が引かれ、夥しい数の付箋が貼られていた。食事をしながら、あれこれとご質問を受けたり議論をしたりしたのだが、まさに高市さんは拙著の内容を「完璧」にご理解されていた。