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新講座情報解禁まで...

京都大学准教授:柴山桂太✖️元TDKアメリカ支部副社長:桂幹
異色の対談がついに実現...

「失敗の経営学」シリーズ

4月25日(木)解禁!

※このページは4月25日(木)になると自動的に販促ページに切り替わります。

東芝、シャープ、パナソニック、日立etc... かつての栄光はもはや消え去った

失敗の経営学世界を席巻した日本の電機産業はいかにして凋落したのか?

〜グローバル化の罠 度重なる経済危機への対抗策  “米国流選択と集中”〜

対談講座

京大大学院准教授

TDK出身、シャープ元副社長を父に持つ

柴山 桂太

桂 幹

TOSHIBA

SONY

かつてMADE IN JAPANを世界一のブランドに押し上げ、

ずば抜けた技術力で世界を席巻した日本の電機産業。

日立、パナソニック、三菱、富士通、東芝、シャープと

世界に冠たる技術大国のトップ企業として君臨していました。

しかし、今や韓国のSAMSUNG、LG、中国のHaierに世界シェアを抜かれ、日本の製造業を支えた電機産業は凋落してしまっています。

HITACHI

Panasonic

FUJITSU

SANYO

なぜ、日本の電機産業は凋落したのか?

NEC

SHARP

MITSUBISHI

いつから、何が原因で凋落してしまったのでしょうか。

ここには、世界経済の情勢だけでは到底語れない組織内部の失敗の本質が隠されていたのです。

この講座ではシャープの元副社長を父親に持ち、

自身もTDKで記録メディア事業に従事し、

30年間電機メーカーの企業内部で凋落を見続けてきた桂 幹(かつら みき)氏を迎えて対談形式で日本の電機産業が凋落した理由を解説します。

『日本の電機産業はなぜ凋落したのか』という本をお書きになって、この本は大変面白く話題になっているのですけれども、その著者の桂幹さんにお越しいただきまして、2人でまさに「電機産業がなぜ凋落したのか」という問題をさまざまな角度から分析してみたいと思います。

柴山

私が今回書きました『日本の電機産業はなぜ凋落したのか』という本なのですが、これは一言で言うと私自身が30年間経験した失敗を書いております。

私は30年間1つの記録メディア事業というのに携わってきて、最終的には事業撤退ということで、当時の部下をはじめ、さまざまな多くの方々にご迷惑をかけながら事業を畳むという経験をしました。

そういう中で、非常に罪悪感ですとか、虚無感のようなものがありまして「何で自分たちはこうなったんだろうか。何を失敗したんだろうか」ということについてもう一度頭の中で整理をして、それを本に書いたのがこの本です。


液晶の場合は「映ればいいじゃない」ということで、それほど品質の差も出ないですし、かつコモディティ化が進んでいるので、テレビがそれほど貴重品でもないという時代になると日本企業の戦略が、今振り返ると裏目に出てしまったということはあると思います。

これはご本にもだいぶお書きになっていると思いますけれども、この辺の日本企業の失敗はどういうところにあったのでしょうか?


柴山

これより先は講座にてお確かめください!

この講義を担当するのは

講師

京都大学大学院人間・環境学研究科准教授

柴山  桂太(しばやま けいた)

1974年、東京都生まれ。経済思想史家。

専門はイギリスを中心とした政治・社会思想史、現代社会論、リスク社会論。

京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。

雑誌『表現者クライテリオン』編集委員。

1997年(平成9年)、京都大学経済学部卒業。2002年(平成14年)、

京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。

同年4月、滋賀大学経済学部講師。2004年(平成16年)助教授、2007年(平成19年)准教授。

2015年(平成27年)より京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。

特別ゲスト

桂 幹(かつら みき)

1961年、大阪府生まれ。

86年、同志社大学卒業後、TDK入社。

98年、TDKの米国子会社に出向し、2002年、同社副社長に就任。

08年、事業撤退により出向解除、TDKに帰任後退職。

同年イメーション社に転職、11年、日本法人の常務取締役に就任も、16年、事業撤退により退職。

対談講義の内容は?

第1章

親子2代で経験した日本電機産業の栄枯盛衰

ミクロとマクロな視点から炙り出す失敗の原因

野村克也「価値に不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

電機産業30年の凋落をその目で見てきた桂幹氏「失敗の告白」

シャープの液晶を牽引し、絶頂期を率いた副社長:桂泰三

電機産業の栄枯盛衰を体験した親子2代が思う失敗の原因とは?

バブル崩壊、プラザ合意、リーマンショック…

逆境に晒され続けた日本企業の苦悩

第2章

日本電機産業と第二の敗戦

世界を席巻した日本企業の息の根を止めるべくアメリカが仕掛けた罠

プラザ合意、バブル崩壊とアメリカの思惑

日本の凋落と韓国、台湾の台頭を許した日本政府の大罪

バブル崩壊・円高とリーマンショック・東日本大震災

二重苦の日本をよそ目に急成長を遂げた中国、台湾、韓国の巧妙な成長戦略

単一事業のApple、Intel、TSMCと日本の総合電機メーカー

日本の電機産業が多角的な事業展開をしている意外な理由とは?

第3章

日本に蔓延した“米国流選択と集中”

日本企業を支えた伝統文化の終焉はいかにして起こったのか?



カリスマ経営者・ジャック・ウェルチと“選択と集中”

世界的企業GEの経営手法を取り入れた結果…

東芝・液晶事業とTDK・電池事業の成功

選択と集中が奪う日本の企業文化

バブル崩壊、プラザ合意、リーマンショック…

逆境に晒され続けた日本企業の苦悩

第4章

日本電機産業:覇権奪還への挑戦

世界経済を襲ったゲームチェンジの本質は何か?

加速したM&Aブームと現場を襲った予期せぬトラブル

自分たちの生活を守るため…企業人の正直な思い

世界のデジタル化とSONYの奮闘

高付加価値高品質を貫いた日本電機産業の盲点

新興国の台頭とひと時の栄華にあぐらをかいた経営陣の大罪

日本企業を襲った伝染病の正体

この講座では、

カセットテープで一世を風靡したTDKに勤めた桂幹氏と、

京都大学准教授で経済学が専門の柴山桂太氏がミクロとマクロな視点から日本電機産業が凋落した原因を炙り出します。


「MADE IN JAPAN」はかつて世界から絶対的な信頼を得ており、日本の技術は世界一だと誰もが信じて疑いませんでした。皆がジャパン・ブランドの誇りを胸に働いていたのです。

それはただの自己満足ではなく、実際に平成元年、全世界の企業の時価総額ランキングで、日本はトップ50社中32社を占めており、自他共に認める世界一でした。しかし、それもひと時の栄華でしかなく、平成の終わりには1社しか残っていなかったのです。


世界に名を馳せた日本の電機産業は台湾、中国の巨大企業に次々と買収され、かつて視界にも入っていなかった韓国にも売り上げ、市場シェアで抜かされ、今やその名を聞くことはほとんどありません。


一体なぜ、たった数十年でここまで凋落してしまったのでしょうか?

言うまでもなくすべての企業は成長のために全力を尽くしたはずです。

サボったり怠けたりしたはずはありません。にもかかわらず、多くの日本企業はグローバル競争に敗れ大きく力を失ったのです。


では、一体なぜ、世界一の日本電機産業がグローバル競争に敗れてしまったのか?


・秘密裏に行われていたアメリカとの攻防

・当時従業員に蔓延していた空気

・経営陣の考え


など、誰も語らなかった真実を明らかにすることを通して、

電機産業の栄枯盛衰を余すことなく解説し、失敗の原因をあぶり出します。

講師紹介

この講座の講師を担当するのは、京都大学准教授で経済学が専門の柴山桂太氏とTDKイメーション事業部常務取締役を務めた桂幹氏です。

柴山氏は京都大学で実際に教鞭を取っている経済学のスペシャリストです。

そして柴山氏の授業は学生からの投票の結果、人気No.1になったこともあるほど、わかりやすく面白いと定評があります。

そして、柴山氏はかつて液晶事業でシャープを世界一に押し上げた時の副社長であり、桂幹氏の実父である桂泰三氏の口伝を編纂した経験もあります。

つまり、柴山氏は電機産業の絶頂期を率いた張本人・桂泰三氏から直接、当時の状況や社内の空気などを余すことなく聞いているのです。

そんな柴山氏がマクロな視点から日本の電機産業を打倒すべくアメリカに仕掛けられた罠、それに対抗する日本の電機産業が抱えていた苦悩を明らかにします。


桂幹氏は1986年にかつて世界を席巻したTDKの記録メディア事業部に入社。その後30年に渡り、事業の凋落の現場を見続けることになりました。

営業所の廃止、事業撤退、リストラ…

昭和から最高の形でバトンをもらったにもかかわらず、数えきれない不遇を体験し自身も2度の解雇を経験した桂氏は強烈な徒労感と罪悪感の中、


・なぜ、事業の凋落を止められなかったのか?

・どうして成長を持続できる事業構造に転換できなかったのか?


という疑問への答えを探し続けたと言います。

失敗の原因を探し続けた末、蘇ってきたのは、30年間の記憶の中に眠っていた会議の風景や些細な出来事の数々でした。

それらの断片が時間とともにパズルのように組み合わさり、失敗の原因を確信するに至ったのです。

そして、将来世代のために失敗を告発し、未来に警鐘を鳴らすことを選んだのです。


30年間、凋落の一部始終をその目で見てきた桂幹氏が満を持してミクロな視点から日本の電機産業失敗の原因を明らかにします。

講座の解禁は4月25日(木)です。解禁まで今しばらくお待ちください!