内事情を明かして恐縮ですが、『神道と日本精神』の復刊に際して、実は大きな壁がありました。普通の本を出版するのと、絶版本を復刻するのとではやや事情が異なるのです。
・絶版となった書籍を日本中から探し出す
・関係者を探し出して連絡をとる
・一字一句を丁寧にデジタル化する
・一字一句を現代の言葉に置き換えて読みやすくする
・「伏せ字」や「削除された文章」などがあれば可能な限り再現していく
・今はデジタル化されていない戦前の旧字体を印刷する
・原書のデザインを損なわないように新しく装丁し直す など
復刊作業に取り掛かるのはとてつもない労力と費用がかかります。
さらに絶版になれば、世の中に出回っている流通量も極端に少なく、
手に入れたとしても2~3万円、もしくはそれ以上の高値がついていることも珍しくありません。
しかし私たちは、『神道と日本精神』という本には、それ以上の価値があると信じて、戦後アメリカによって密かに没収されていた書物、あるいは歴史の闇に埋もれてしまった絶版本や重要史料などを現代に蘇らせる「焚書復刊プロジェクト」を行なっています。
日本のためを思うのであれば、出来るだけ多くの人に読んでいただくために、安くした方がいいのは承知しています。
しかし、このように絶版本を復刊でき、継続的に、世に正しい歴史を伝える活動ができるのは、日頃、ご支援していただけるお客様のおかげで、ビジネスとしても成立しているからです。
(例えば、無料で配ることもできますが、そうした活動は一時的なものになってしまうのです...)